こんにちは。 坂本光司先生(人を大切にする経営学会会長)は、著書 ”日本でいちばん社員のやる気が上がる会社(2016年出版)”のなかで、”社員のモチベーションを上げる制度”を「1)子育て、2)メモリアル、3)就業条件、4)職場環境、5)親睦、6)教育、7)生活、8)健康、9)食事、10)その他」の観点から具体的に紹介されています。
本日も、「社員のモチベーションを上げる制度」の一部をご紹介させて頂きますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
1.”職場環境”について①
− 体にフィットする高性能椅子で健康を支援 −
2.”職場環境”について②
− 社員のために景色のいい職場に移転 −
1.”職場環境”について①
− 体にフィットする高性能椅子で健康を支援 −
東京都新宿区に、レーザー機器などの輸入販売をする”日本レーザー”という会社があります。長時間パソコンの前に座って作業する事務職員やクリエーターの悩みは、主に腰痛と肩こりです。同社では、その悩みを軽減しようと”人工工学的に体にフィットした高性能椅子”を設置しています。このおかげで、社員の集中力が高まり業務の効率化にもつながっています。
⚪️今後は80歳まで働ける会社を
社長は、次のように述べています。「”社員の成長が企業の成長”と考えています。社員の教育や働く喜びを大切にして、”雇用する”ことが第1の理念です。」同社では、60歳で定年を迎えたあとも、希望すれば70歳まで働くことができます(2016年時点)。「ゆくゆくは、80歳まで働けるようにします。」
⚪️”国籍””性別””学歴”不問のダイバーシティ経営
同社は、正規社員・非正規社員の区別なく、毎年東京で開催されるパーティや忘年会、社員旅行に、全額会社負担で参加できます。社員からは「わが社の風通しの良さは抜群です。頑張れば、頑張った分だけ評価がもらえるので、やりがいがあります。社長・役員への要望を毎週メールで伝えることができるシステムがいいです。‥」などの声が伝えられています。今後も、国籍・性別・学歴不問の人を大切にするダイバーシティ経営を継続していくとのことです。
2.”職場環境”について②
− 社員のために景色のいい職場に移転 −
東京都あきる野市に、会計サービスを通じて地域社会に貢献する業務を行っている”岡野哲史事務所”があります。2015年に、所員に良い職場環境を提供するために、交通の便がいい駅前ビルの最上階に事務所を移転しました。
⚪️夏には屋上で花火観賞会
移転にともない、机・椅子などの備品も一新し、壁や床もきれいにしました。トイレも使いやすくアレンジしています。大きな窓からはスカイツリーも望め、日当たりもよく明るいオフィスです。夏には、ビルの屋上で”花火観賞会”が開かれ、抜群のロケーションで花火を観ることができるのです。
⚪️お客さまも喜ぶ事務所移転
アクセスの良い立地に事務所を構えることは、お客さまにとっても、毎日通勤する所員にとっても、便利でありがたいことです。また、ビルの最上階の大きな窓から見える景観も最高です。女性所員が、次のように語ってくれました。「所長が所員のために実施してくれたなかで、”事務所の移転”がもっとも嬉しかったです。」
注)詳細は、下記の本に掲載されていますので、ご確認願います。
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