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人を大切にする経営

坂本光司先生の経営学:企業の「あり方」について(9)

投稿日:2020年9月20日 更新日:

こんにちは。 坂本光司先生(人を大切にする経営学会会長)は、著書 ”経営者のノート”のなかで「1)企業の”あり方”について、2)経営者の”あり方”について、3)企業の”やり方”について、4)”企業と社員”について、5)”正しくある”ことについて」それぞれ指針を示されています。

 本日も、前回に引き続き「企業の”あり方”について」の一部をご紹介させて頂き、個人的に感じていることについてもお伝えできればと思います。

<本記事の内容>
1.企業の”あり方”について 17
 − いい企業にはいい風が吹いている −

2.企業の”あり方”について 18
 − 中小企業と大企業の違いは生きる世界である −

 

1.企業の”あり方”について 17
 − いい企業にはいい風が吹いている −

⚪️いい企業には、いい風が吹いている。
 いい風土なくして、いい制度はない。

 坂本先生は、こう述べられています。「いい企業は、会社のなかに1歩足を踏み入れただけですぐわかる。”職場に流れている空気・風が、とても暖かく、そこにいるだけで、心身ともに安らぐ空間なのである”。いい社風の企業に共通しているのは、”制度や規則は必要最小限度に抑え、いい企業風土の醸成によって、仲間意識・お互い様意識を高めようとしている”。制度の創設や改革をする前にやるべきことは、それを地下で支えている風土の改革である。」

 坂本先生と一緒に、いくつか企業視察に伺わせて頂いたことがあります。いい風土の企業は、職場に伺わせて頂くとやはりわかります。「社員の笑顔だったり、仕事を進めるときの仲間とのやりとりだったり、お互いに協力して進めていることがこちらにも伝わり、なんとも言えないやさしい空気が職場に流れています。」坂本先生は、このことを”心身ともに安らぐ空間”と言われているのでしょう。こういう職場で働きたいと思うのは、私だけでしょうか‥

 

2.企業の”あり方”について 18
 − 中小企業と大企業の違いは生きる世界である −

⚪️中小企業と大企業の最大の違いは、
 規模ではなく、生きる世界である。

 坂本先生は、こう述べられています。「海の生物でたとえるなら、大企業は鯨であり、中小企業は雑魚である。だから、大企業は広く深い海で生きるべきだし、中小企業は海の浅い場所で生きるべきである。企業経営でいえば、中小企業は”小ロット・短納期・高スピード”、”小回りなど要求される、大企業ができないニッチマーケット”や”1人ひとりの社員がセールスポイントとなる感動創造企業”を目指すべきである。」

 ”人を大切にする経営学会”で出会う企業は、さまざまな経営をされています。”オンリーワンの商品やサービスを提供している企業”などもそうですが、坂本先生が言われている”感動創造企業”について、坂本先生の著書”人を大切にする経営学講義”から、坂本先生が体験された”感動サービス”の実例をご紹介したいと思います。
「妻の誕生日に、その旨を伝えてレストランを予約したときのことです。店に入ると笑顔が素敵な女性スタッフが”お待ちしておりました‥”と迎えてくれました。しばらくすると、内部の照明が暗くなり”本日、お誕生日のお客さまがおられます。みなさま、拍手で祝って頂けますでしょうか‥”とアナウンスがあり、料理長らしき男性がスタッフとバースディケーキをテーブルに運び、妻に向かって”誕生日おめでとうございます‥。全スタッフからのプレゼントです‥。お召し上がりください‥”と言ってくれました。目から涙が溢れてしまいました。」

 

注)詳細は、下記の本に掲載されていますので、ご確認願います。

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今まで、企業、団体でいろいろな仕事をさせて頂き、多くの方々のご支援を頂きました。そのご恩返しとの想いもあり「みんながともに安定し豊かに生きられる社会」になればと活動を始めました。「”人を大切にするいい会社、組織”が増え、そこに関わる人や企業が増えるための支援活動」ができればと考えています。