こんにちは。 坂本光司先生(人を大切にする経営学会会長)は、著書 ”日本でいちばん社員のやる気が上がる会社(2016年出版)”のなかで、”社員のモチベーションを上げる制度”を「1)子育て、2)メモリアル、3)就業条件、4)職場環境、5)親睦、6)教育、7)生活、8)健康、9)食事、10)その他」の観点から具体的に紹介されています。
本日も、「社員のモチベーションを上げる制度」の一部をご紹介させて頂きますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
1.”就業条件”について⑤
− 年末年始は20日間の連続休暇 −
2.”就業条件”について⑥
− ほぼ全員が定時前に退社 −
1.”就業条件”について⑤
− 年末年始は20日間の連続休暇 −
岐阜県安八郡に、電気設備資材などの製造販売をしている”未来工業”という会社があります。同社は、”年間休日数”が日本でもトップクラスに多い企業です。全社員に、”残業ゼロ”、”長期休暇取得”、”年末年始連続休暇(平均20日)取得”を推奨しています。
⚪️様々なアイデアで仕事の仕方を見直す
”残業ゼロ”、”長期休暇取得”を実現するためには、社員自身が仕事のやり方を見直し効率化を図らなければなりません。同社では、それぞれの部署でさまざまな工夫を凝らし、社員全員が”残業ゼロ”・”長期休暇取得”ができるようにしているのです。
⚪️休みが長い方が売上が伸びる
社長は、次のように述べられています。「休みが長い方が、売上が伸びています。社員が、休みを取れるように仕事のやり方を工夫することで業務効率が上がり、家族と過ごす充実した時間が仕事へのモチベーションを向上させるという好循環をもたらしているのです。」
2.”就業条件”について⑥
− ほぼ全員が定時前に退社 −
以前にもご紹介しましたが‥東京都中央区に、化粧品の製造販売をしている”ランクアップ ”という会社があります。同社は、ほぼ全員が女性でその半数が子どもを持つ母親です。就業時間は8:30〜17:30ですが、その日の仕事が終わっていたら17:00に退社しても”定時退社”として扱われるのです。今では、ほぼ全員が定時前に退社しています。
⚪️無駄な業務を省き生産性を上げた
同社の社員は、工夫をして17:00までに仕事を終えれるように”業務の棚卸しと選別”をしています。具体的には、自分の業務を”不要な業務”、”適した人に任せる業務”、”取引先に任せる業務”、”自分がすべき業務”に振り分けることで、生産性を上げています。その結果、短時間で高収益をあげる企業体質が築かれているのです。
⚪️女性が幸せに働ける社会を目指す
社長は、次のように述べられています。「女性が幸せに働けることができる社会をつくることが私の目標です。その実現に向け、強い情熱と不屈の精神力を持って皆んなで挑戦していきたいと思います。」
注)詳細は、下記の本に掲載されていますので、ご確認願います。
【amazon】日本でいちばん社員のやる気が上がる会社: 家族も喜ぶ福利厚生100 (ちくま新書)
日本でいちばん社員のやる気が上がる会社 家族も喜ぶ福利厚生100 (ちくま新書) [ 坂本光司 ]
日本でいちばん大切にしたい会社 2/坂本光司【1000円以上送料無料】
【amazon】社員と顧客を大切にする会社 「7つの法則」を実践する優良企業48 PHPビジネス新書
社員と顧客を大切にする会社「7つの法則」を実践する優良企業48【電子書籍】[ 坂本光司 ]
坂本光司先生の著書は、下記(↓)より購入できます。
https://amzn.to/337Dpcd